こんばんは!
インドカレーに行って食べ過ぎて、この時間でもお腹パンパンの本橋です。


ひとつの道を究めた人の世界観を、のぞいてみたいと思う、今日このごろ。
羽生善治さんの「捨てる力」読みました。
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え〜、最初に断っておきますが、流行の断捨離を進める本ではありません。
それを期待してた方は、ここから先は読んでもお役に立てないと思いますので、ごめんなさい!
ブログ閉じちゃってくださいっ!


内容は多岐にわたっていて、1つ1つの言葉から、たくさんの生きるヒントがもらえる、そんな本。
本にラインマーカーを引き始めてしまったら、マーカーだらけになりそうな本。
何年か経って読み返したら、また違う発見がたくさんあるんだろうな、と思える本。


本を1冊読む時間がない!
買う参考にしたい!


という方へ、そのエッセンスを紹介。




1、情報があふれている世の中だからこそ、、、


グーグルちゃんで、検索すれば、知りたいこと、わからないことの9割は解決できる。
便利な世の中です。


そんな情報社会だからこそ、ずし〜んと来る、本の一説。


簡単に手に入ったものはすぐに消えていく


将棋の世界に「棋譜」というものがあるそうです。
対局がどのように進んだのか、パソコンで見れるのです。
早送り機能を使えば、1分くらいで見ることができるそうです。



便利であるけれど、1分で見たものは、すぐに記憶から消えていきます。
だからきちんと覚えようと思ったら、自分で駒を並べないとダメ。


ぼくは、ギターを20年くらいしてます。
耳から入ってきたスピーカーの音から、いいなっ!と思ったフレーズは、パっと耳コピしたりします。


でも、アドリブソロとかを弾いていて、出てくるフレーズや、説得力のある音って、何百回、何千回と弾いてきたフレーズ、研究してきた音の出し方です。


本では、さらに情報の鮮度についても。


1年前のデータは古い


これは将棋の世界だけではないですね。
医療事情、保険商品、投資、不動産、電化製品、ニュース、1年も経つとだいぶ変わります。


いくら事前に調べていても〜中略〜気休めに近いかもしれませんが、その積み重ねが次につながると信じています。
  
データを早いサイクルでブラシュアップしていくこと、事前準備の大切さですね。


仕事柄、データをたくさん扱います。
その中で、データの出所、いつのデータか?
というのは、とても大切なことなので、必ず確認をしています。


また、ネットで流れてくる膨大な情報のなかでは、その点が不明瞭なものも多いです。
特に健康に関することは、加えて、実施効果が、客観的な数値にもとづくか、対象人数などもしっかり確認する必要があります。


うちの近くにも、でっかい看板に、がんにも効く!
とか書いてありますが、マウスでの実験で、、、とか書いてあります。


ちょっと考えればわかるのですが、マウスに効くからといって、ぼくたち人間に効く訳ではないですから〜〜〜!


「知識」とは一時的なもの、「知恵」とは普遍的なもの


知識は、時代が変われば使えない、知恵は今でも、10年後でも、50年後でも使える。
だからといって知識はいらないかと言うと、そうではない。
どちらの大切さも、本の中では詳しく解説してます。




2、人生に迷ったときの7つのヒント


誰か1人でも救われれば、このブログは大成功。


道の途中でも
その時にしか
感じることがでいないものもある

どんな場面でも
今の自分を認めること

毎回石橋を叩いていたら
勢いも流れも絶対つかめない

”そんなバカな”と思われることから
創造は生まれる

勝敗を決するのは
高いテンション、自分への信頼
分が悪いときに踏みとどまる根性

不安になりプレッシャーを感じるということは
目標に近づいてきた裏返し

積極的にリスクを背負うことは
未来のリスクを最小限にすること





 
3、うまくいってるときこそ、ふり返りたい3つの言葉


自分への戒めです、、、


自分の得意な形にこだわらない

経験には
諸刃の剣のような側面もある



感性を研ぎすます秘訣は
ほかのジャンルの人と積極的に話し、聞くこと 



羽生さんの本は、他の本もオススメです〜^^


捨てる力 (PHP文庫)
羽生 善治
PHP研究所
2013-02-05

 
決断力 (角川oneテーマ21)
羽生 善治
角川書店
2005-07