どんより雲が続いた糸島。
久々に晴れた朝。


窓から見える青空に誘われて、近くの海まで散歩。
いつもと違う道を通っていく。
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ただそれだけのこと。


なんだかウキウキ。


葉っぱもすべて落ちた冬の木。
なんだかアートを感じて、カメラでパシャパシャ。
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歩いていると、グレーの乗用車が通り過ぎる。
海の手前にある空き地。
車がゆっくりと停まった。 


若いカップルかな?
と思ったら、白髪の女性が車からさっと下りた。
後に続いて、キャップから白髪が見える男性がゆっくりと下りた。


60代後半から70代前半だろうか。


奥様が、階段を1段登って、ご主人を手まねきする。
ご主人は背中ごしだが、その背中から


「まぁ、慌てんなよ〜。」


なんて声が聞こえてきそうだ。


海の景色を眺めては、2人で指差したり、はしゃいでいる。
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その空気感が、なんともほっこりしている。
晴れているとは言え、まだまだ寒さが残る糸島。
そんな寒さもやわらぐ、微笑ましい光景。


そんな素敵な、朝のお話でした。


ぼくも、おじいちゃんになったら、あんな風に、時間を過ごしたいな。
愛する人と、きれいな自然を眺めて、いっしょに感じて。


自分の歌にもあるように、穏やかな暮らしだといいな。


昔会った人に、結婚して30年くらいの仲のいいご夫婦がいました。


ご主人に、

「仲良しの秘訣はなんですか?」

と、聞きました。

ご主人は奥さんの前で、ちょっと照れくさそうに、


「う〜ん、まぁ、いつも感謝の気持ちを伝えることかなっ。」


って。